独りよがりのつぶやき

花の写真を中心とした 気ままなブログです

石蒜(せきさん)

H26.9.23(火)

7時一寸過ぎに戻った「腰浜緑地」。
斜面のヒガンバナは、陽射しを一杯に浴びていた。

H26.9.23 腰浜緑地


H26.9.23 ヒガンバナ(1)


H26.9.23 ヒガンバナ(2)


H26.9.23 ヒガンバナ(3)


H26.9.23 ヒガンバナ(4)


H26.9.23 ヒガンバナ(5)

散歩してる方が、「いつもより とても少ない」と話されていた。

ここに来る前に見た信夫山の悲願花からは紅蓮の炎を連想
し、カエンバナ《火焔花》、カジバナ《火事花》、ジゴクバナ《地
獄花》などという異名も、ナルホドとうなづけた。

ヒガンバナの漢名は、「石蒜」(せきさん)とか。
「石」(いし)は「石地」、「蒜」(ひる)は「ニンニク」で、「石地に
生じていて、鱗茎がニンニクに似ている。」との意味らしい。

ヒガンンバナの別名(方言)(熊本国府高等学校PC同好会)
によれば、「イシベロ」「ウシニンニク」「ウシビロ」などの呼び
名もあるとか。これは、「石蒜」を「イシヒル」と読んだことから
生まれた名ではなかろうかと推測したりして、楽しんでいる。

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  1. 2014/10/14(火) 18:03:54|
  2. 花のすがた
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狐の剃刀

H26.9.27(土)

気になっていた園満寺さんのヒガンバナを訪ねた。
多くは萎れ始めていたが、咲き残っているのも結構あった。

H26.9.27 ヒガンバナ(1)


H26.9.27 ヒガンバナ(2)


H26.9.27 ヒガンバナ(3)


H26.9.27 ヒガンバナ(4)


H26.9.27 ヒガンバナ(5)

ヒガンバナの別名には、他の花と同じような呼び名がある。
アカバナ《赤花》、ジュズバナ《数珠花》、フジバカマ《藤袴》、 
キツネノカミソリ《狐の剃刀》、オシロイバナ《白粉花》、ホト
ケノザ《仏の座》、ワスレグサ《忘れ草》など、その数も多い。

柳田国男の「野草雑記」に、ヒガンバナの呼び名について、
子どもとの係わりで述べた「狐の剃刀」と題する文がある。
大方は、不吉な花として敬遠し、忌み嫌う花とされながらも、
子どもにとっては、遊びや空想の対象だったりということが
紹介されていて、興味が尽きない。

お茶の世界では、
  「利休、まんしゅしゃけと朝顔花ハ生ぬかよひと云し、」
(『茶湯古事談』-筒井紘一著「利休の逸話」(p.340)-)と
されている。

  浜松市茶室松韻亭 Facebook(9月6日)の記事では
   「利休ハ石蒜ト鶏頭ノ花ハ生ヌガヨロシト云ヘリ。」と。
  ※「石蒜」(せきさん):曼珠沙華のこと(鱗茎を指す漢名)
   (ニンニクの鱗茎に似た形で、石地に生じるからとか)

それはそれとして、どうしてか私は以前から、この花に違和
感を覚えたことがない。生まれ育ったところが白河だったか
らなのだろうか・・・。

白河地方に春を告げる「だるま市」は、もともとは「花市」で、
先祖さまのお墓に供える削り花(造花)を、巻き藁に挿んで
売っていたのが始まりとか。

小さい頃から、牡丹や菊や彼岸花に似ている、赤や黄や靑
に染められた削り花を、身近に見ていたせいなのだろうか、
むしろ好きな花の一つと言ってもよく、日高市の巾着田や、
奈良市宇陀の佛隆寺、明日香村の稲渕の棚田などを訪ね
歩いたほどだ。

この花の名前が、我が国の文献の中で最初に登場するの
は、天から降ってくる慶事の兆しの天上の花、「曼珠沙華」
としてでらしい。
  - 栗田子郎著『ヒガンバナの民俗・文化誌(Ⅳ)

そんなにお目出度い花が、どうしてマイナーイメージの花に
なってしまったのか、どうしても不思議でならない。

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  1. 2014/10/16(木) 22:29:58|
  2. 花のすがた
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イチシノハナ

H26.9.28(日)

今朝は、下流のヒガンバナを訪ねた。霧が深かった。
周りは灰色の世界。目の前が開けたら、川寄りの斜面に、
ひと際目立って、ヒガンバナが咲いていた。

H26.9.28 ヒガンバナ(1)

遠目にもわかる真紅の花・・・

万葉集』に出てくる歌巻十一 2480・・・

  【寄物陳思】
 
   ミチノヘノ イチシノハナノ イチシロク ヒトミナシリヌ ワカコヒツマハ    
   路 邊 壹 師 花 灼 然 人 皆 知 我 戀 孋
  
           イチシロク  ヒトシリニケリ  ツキテシオモヘハ 
    或本歌云 灼然 人知爾家里 継而之念者

  【訳: 「ようこそ上野誠の万葉エッセイへ」】
      
     ええっ、困った!
     道端に咲いている・・・イチシの花ではないけれど
     ・・・イチジるしくはっきりと知られてしまったよ
     俺の恋妻のことは――


H26.9.28 ヒガンバナ(2)


ここに詠まれた「イチシ《壱師》」について、牧野富太郎博士
は、「ハッ!これだなと手を打った・・・それはマンジュシャゲ」
・・・と(『植物一日一題』:万葉歌のイチシ)。

H26.9.28 ヒガンバナ(3)


が、「壱師」が「彼岸花」かどうかについては、異説も多い。
他に、クサイチゴ《草苺》、ギシギシ《羊蹄》、イタドリ《虎杖》、
エゴノキ《野茉莉》など、さまざまな花が当てられている。

H26.9.28 ヒガンバナ(4)


また、この歌の作者については、柿本人麻呂とされるが、
「柿本人麻呂歌集所出」、あるいは「詠み人知らず」とも。

H26.9.28 ヒガンバナ(5)


この花について調べれば調べるほど、謎は深まるばかり。
かみさんに、「もう、大概にしたらどう?」とあきられている。
たしかに、この花をめぐる旅は、難破船に乗って大海原を
漂流しているようなものだが、心ときめく楽しい旅でもある。

   ・・・ヤ・メ・ラ・レ・ナ・イ・・ ・!!

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  1. 2014/10/24(金) 18:08:43|
  2. 花のすがた
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新・秋の七草

H26.10.4(土)

久し振りに、隈畔を歩いた。
秋の気配を深めている空や景色や花たちを眺めながらの、
早朝のリハビリウォーク・・・とても心地良かった。

 ノブドウ《野葡萄》 - やはり野におけ・・・

H26.10.4 ノブドウ


 セキヤノアキチョウジ《関屋の秋丁字》 - 《秋丁字》かな?

H26.10.4 セキヤノアキチョウジ


 セイタカアワダチソウ《背高泡立草》 - 要注意外来生物!

H26.10.4 セイタカアワダチソウ


 オギ《荻》? - それともススキ《薄》?

H26.10.4 オギ?


 カナムグラ《鉄葎》 - 花粉症の原因植物の一つ

H26.10.4 カナムグラ


 ススキ《薄》? - それともオギ《荻》? 背高泡立草と同棲中

H26.10.4 ススキ?


「新・秋の七草」と呼ばれる花がある。
昭和10年に東京日日新聞社の依頼で文化人が選んだもの、
昭和55年に植物学者たちが選んだものなどである。

隈畔に咲いている花のなかから、私なりに、新・秋の七草を
次のとおり選んでみた。

  アカマンマ ススキ コスモス ヒガンバナ
  クズ またツユクサ キクイモの花

セイタカアワダチソウ、アレチウリ、コセンダングサなども入
れようと思ったのだが、帰化植物ばかりになってしまうので、
今回は遠慮してもらった。

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  1. 2014/10/26(日) 09:00:20|
  2. 岡部(隈畔)に咲く花
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ブルーベリー?

H26.10.12(日)

阿武隈川にカモ《鴨》が飛来した。
よく出会う散歩の常連さんの話だと、40羽ほど来たとのこと。
ハクチョウが渡ってくるのも近い。

H26.10.12 カモ


 ノブドウ《野葡萄》 - ヤマブドウは食べるが、これはダメ!

H26.10.12 ノブドウ(1)


南相馬市から渡利へ避難してきている散歩の常連さんが、
「いろんな色をしているんだね」と。 「陽が当たると、もっと
綺麗なんですよ」とワタシ。

H26.10.12 ノブドウ(2)


「いつになったら戻れるのかね、もう諦めようと思っている」と、
常連さんが、静かにつぶやいた。

H26.10.12 ノブドウ(3)


早朝でも陽が当たるところにあったノブドウは、除草の際に
刈り取られて、無くなっている。陽が高いときに、あらためて
来てみようとつぶやいた。 そして・・・

H26.10.12 ノブドウ(4)


ノブドウの左をヒョイと見たら、ひと際鮮やかな色をした実。
ブルーベリー?と思ったが、シャリンバイ《車輪梅》だった。
 
<H26.10.12  ?>

  ※ かみさんに「シャリンバイの実は吊り下がらないよ」と
    指摘された(11月6日)。別な画像で、あらためて確認
    したところ、アオツヅラフジ《青葛藤》であると分かった。
    誤った内容を書いてしまいました。お詫びして、訂正さ
    せていただきます。

H26.10.17 アオツヅラフジ



24年も前になるだろうか、「万葉の里 鹿島」に、県指定記念
物のマルバシャリンバイ自生地を訪ねたことを思い出した。

そのマルバシャリンバイも、3.11の大津波でほとんどが流さ
れたが、かろうじて数十株が残り、復興の象徴として、地元
の方たちの手により、大切に保護されているとのこと。

冬が過ぎ、暖かくなったら、白い花がふたたび開くことだろう。

カモやハクチョウなどの冬鳥は、厳しい北国の冬を越すため
に渡ってくる。そして、冬が終わると、再び北の方へと戻って
いく。 いずれの地にも、帰るべき「ねぐら」が待っている。

生活の拠点を失い、避難されている方たちの、悲しみや怒り、
ご苦労を思いながら、いっときも早い生活の再建をと願った。

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  1. 2014/10/29(水) 08:52:47|
  2. 岡部(隈畔)に咲く花
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おーい 雲よ

H26.10.15(水)

大型台風19号が、浜通りに被害を及ぼし、昨日通過した。
今朝は、台風一過の素晴らしい天気に恵まれ、昨日の強
い風と雨とが嘘のように思われた。

サイクリングロードに出たら、山村暮鳥の詩、「雲」の一節、
「おーい雲よ ゆーゆーと ・・・ 」 が、口をついて出た。

      雲

   丘の上で
   としよりと
   こどもと
   うつとりと雲を
   ながめてゐる

      おなじく

   おうい雲よ
   いういうと
   馬鹿にのんきさうぢやないか
   どこまでゆくんだ
   ずつと磐城平(いはきたひら)の方までゆくんか

      ある時

   雲もまた自分のやうだ
   自分のやうに
   すつかり途方にくれてゐるのだ
   あまりにあまりにひろすぎる
   涯(はて)のない蒼空なので
   おう老子よ
   こんなときだ
   にこにことして
   ひよつこりとでてきませんか



H26.10.15 空と雲(1)


H26.10.15 空と雲(2)


H26.10.15 吾妻連峰


H26.10.15 紅葉


H26.10.15 安達太良連峰


秋の空と雲と山と木々の葉の色づき、そして川の流れ・・・
こころがなごむ身近な情景に、つい顔がほころび、癒される。

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  1. 2014/10/30(木) 11:53:22|
  2. その他
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Author:dajaro
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